最近、靴下のことばかり考えてます。
薄くて暖かい、最強のメンズ靴下って一体なんなんだろう??
毎日僕の頭はそんなことばかり。街を歩いている時に入った雑貨屋さんにちょっと良さそうな靴下があると高い物でも平気で買ってしまったりします。これまでもそんな感じで靴下にかなり散財してきました。
そもそも僕は冷え性持ちなので、靴下が暖かいものでないとダメなんですよねえ。
そんな僕が、たまたま東京の谷中を散歩していた時に偶然見つけたのがこちらのアルパカの毛糸のもの。
MAITEという千葉の職人さんが制作されているという靴下です。
なにしろ触った感じが超軽い!これは欲しいなあという気持ちが湧いたため、1足で税込み3,240円というお値段だったのですがひるまず購入。
そもそもアルパカって何?
靴下マニア的にメリノウールの靴下こそ暖かさ最強と思っていたので、これまでアルパカの毛糸には見向きもしませんでした。

Wikipedia先生に聞いてみたらこんな感じでした。
アルパカ(alpaca、Vicugna pacos、漢名: 羊駱駝)は、南アメリカ大陸原産の家畜の1種である。ラクダ科のビクーニャ属またはラマ属に属する。
なるほど〜。『極めて良質な体毛』というのがめちゃくちゃ気になるポイントです。
外見はこんなやつです。モフモフですね。
出典:http://netgeek.biz/archives/45836
こんなモフモフならさぞかし良い毛が採れるでしょう。
アルパカはよくカシミヤと比べられますが、カシミヤよりも丈夫なのがアルパカの毛糸です。
実際にアルパカのメンズ靴下を装着
『締めつけず疲れにくい、でもずれ落ちにくい、優しい履き心地の靴下です』との記載がありました。
裏面を見てみたら、ベビーアルパカの記載が。
はじめて手にした時、ものすごくふわふわと軽いなあと思っていたのですが、これはベビーアルパカだからで、普通のアルパカはもうちょいごわごわしているとのこと。
開封して伸ばしてみました。
つま先の様子。
こちらは裏返しての撮影。裏側の処理もキレイにされてました。
履き口にヒミツがあるらしく、柔らかな感触。
手で触った感じ、普通の靴下とくらべてゴムの部分がかなりゆるい感じです。
本当にずり落ちないのか?と若干不安になりながらも装着してみました。
足先がスっと入ったのに、ピタッと止まってくれました。
普通の靴下ですと、指先にグッと力をいれないと履けないのですが、この靴下は広げようとしなくても普通に足先が入ってくれます。
横からの装着イメージ。
こちらは裏側。
かかとの補強もなされていました。
つま先のアップ。
脱いでみて、もう一度履き口をチェックしてみました。
やっぱり柔らかい感触なんですよね〜。どうしてここまでピタッとフィットしてくれるのかホントに謎でした。
MAITEのアルパカ靴下のメリット
日頃、メリノウール素材の高級靴下を履いている僕ですが、アルパカの毛糸のものは今回がはじめてでした。
今回購入したMAITEのアルパカ靴下のメリットってなんだろう?と思い、まとめてみました。
痕がつかない
先程も書いたように、MAITEのアルパカ靴下はゆったりフィットなので1日中履いて行動しても足首に痕がつきませんでした。
メンズ靴下ってゴムが強力に作られてるイメージがあり、長時間履いているとどうしてもゴムのギザギザの痕が残ります。
その点、このアルパカの靴下は甘噛みみたいなフィット感で、1日履いても痕がつきませんでした。
痒くならない
痕がつかないということはつまり痒くもなりにくいということです。
この靴下はゴムのところが大変優しく作られているので、足が痒くなりません。これ、ありそうで無かった超優れものです。
ゆるい靴下は落ちてくるのですが、落ちないというのも特徴の1つです。
締め付けは優しいのになぜかズルズルと落ちてこないのがほんとに不思議でした。
薄いけど暖かい
今回の靴下は以前僕がレビューしたメリノウールのメンズ靴下よりもかなり薄めの仕上がりです。
最初履いた時、正直素材が薄すぎてかなり不安になったんですよね。
でも、実際に家でも外でも履いていて寒いと思ったシーンがありませんでした。
靴のサイズにも影響するため、靴下はできれば薄いほうがいいんですよね。なので、薄手で暖かい靴下というのは僕が1番求めていたものだったりします。
MAITEのアルパカ靴下のデメリット
毛玉が出来る
4日間履いて、脱いだあとの靴下の様子です。
アルパカはカシミヤよりは丈夫ですが、靴下のようなハードな部分に使うとどうしてもこのように毛玉が出来てしまいます。
ただし、旅行中に4日間連続して履くようなヘビーな使い方をしていたから毛玉が出来てしまったという理由もあり、このあたりは再度検証が必要かと思っています。
毛糸の素材の衣類というのは洗うと縮まって素材が締まるので、毛玉ができにくくなります。
なるべく1回1回洗うようにしたほうが毛玉という面では良いです。
出来てしまった毛玉はハサミでカットしました。
このようにハサミでカットしたら完全に元通りになりました。その後引き続き普通に使っていて、特に機能に問題はありませんでした。
こんな感じでアンゴラの毛糸で編まれた靴下には毛玉が出来たりもするのですが、やはり毎回足入れをした時に『心地いいな』という感じはあり、この靴下に出会えてよかったなあと思ってます。
お値段は高いですが、冷え取り作用も含めて足にかかるストレスを軽減してくれるなら安いものですよね。
スッと履けて落ちない、薄くて暖かいメンズ靴下を一度試してみてはいかがでしょうか?